慶良間諸島は、多様なサンゴ礁生態系、ザトウクジラの繁殖海域、透明度の高いケラマブルーと称される海域、地殻変動に伴う沈降によって形成された多島海、白いサンゴを主体とした砂浜等、海から陸までの連続した多様な景観を有する地域として、平成26年3月に国立公園に指定された。指定にあたっては、中央環境審議会より、海域及び陸域の自然環境の把握につとめ、今後の適切な管理に生かすよう求められている。特に、慶良間諸島の周辺海域は、12 月から3月にかけて、ザトウクジラが繁殖のために来遊し、海域生態系の保護の観点からも重要な地域であると考えられている。そのため、本業務では、慶良間諸島周辺海域における鯨類のモニタリング調査を実施する。
環境省による、渡嘉敷島陸域からのモニタリング調査
1月〜3月にかけて44日間視認による調査を実施中